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2005/12/22

INC session-4 レポート
人をケアするには、まず自分自身を知ること。

宗定 水奈子(看護師・INC)

開催日:2005年7月16日
ゲスト:林サオダさん(バッチホリスティック研究会)

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林サオダさん

 7月16日、INC(インク:Integrative Nursing Community/統合的看護を考える集まり)セッション4が開催されました。今回のゲストスピーカーは、林サオダ先生。林先生は、英国・バッチ財団公認プラクティショナーとしてご活躍されるバッチフラワーレメディの第一人者です。バッチフラワーレメディとは、英国の細菌学者エドワード・バッチ博士が生み出した自然療法のひとつで、人間の感情のアンバランスを、38種類の植物のエネルギーを転写したレメディを用いて整えていこうとする療法。英国では長い歴史をもつポピュラーな療法で、近年では日本でも注目を集めています。一個人が自分のメンタルケアのためにチョイスするだけでなく、心療内科や精神科、産科を中心とした医療現場における治療にも徐々に取り入れられてきましたので、興味のある方は多いのではないでしょうか。

 そこで、今回のセッションでは、「看護・介護職のためのセルフケア講座」と銘打ち、バッチフラワーレメディの紹介や実践方法を教えていただき、それを踏まえて、最後には自分のためのトリートメントボトルを実際につくってみました。できたボトルはお持ち帰り、さらに、どのレメディをチョイスすればよいのかわからないという方や悩み事があるという方は、先生直々のカウンセリングが受けられるという、なんとも贅沢な企画となりました(参加者の方々、生活に取り入れてみていかがでしたか?)。

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セッションは輪になって

 また、先生は研究所の設立や文献の翻訳、執筆などを通して、バッチフラワーレメディの普及に尽力されているだけでなく、ホリスティック医療についての造形も大変深く、ホリスティックナーシングの現状を国際的な視点からお話しいただき、日本の実情や未来、そして、現場に適応するナースとは、どのようなことを勉強していったらよいのか、などについて全員でディスカッションすることができました。

 日本では、ホリスティック医学協会をはじめとした医師を中心とした活動は見られますが、看護師を中心としたものはなく、日本看護協会の中にもそのような動きは見られない現状です。このため、現場や教育現場においてホリスティックナーシングについての教育はほとんど行われていません。これに比べ、英国では、1989年にホリスティック看護協会が発足し、現在ではイギリス看護協会のホリスティックフォーラムとして統合される形で活動を続けています。また、米国のホリスティック看護協会は、ホリスティック医学協会から独立して20年以上の歴史をもっており、独自の研究や教育活動を展開しています。日本はとても遅れをとっているのですね。

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林さん持参のレメディセット

 代替療法は研究がしづらいことから、エビデンス(効果や安全性があるという証拠)が明確にされていないものが多く、このことが、エビデンスを重視する日本の医療現場に、ホリスティックナーシングが根付きにくい理由のようです。しかしながら、看護師は看護師独自の視点を持ち、それを磨くことで、オリジナリティあふれる研究をすすめることができる、と林先生は話されます。例えば、看護師が患者の心とからだに働きかけ、患者に病の治癒過程をビジュアライゼーションさせた場合と、しない場合との治癒への影響を比較するような研究ができたなら、どうでしょうか。世の中は今、本当の健康について考え初めています。今は波に乗り遅れている医療現場にも、近い将来、ホリスティック・ウェーブが押し寄せる時がくるでしょう。その日のためにも、私たちは今、水面下でしっかり自分の看護観や介護観を構築しておくことが大切なのです。林先生はまた、「人をケアする」には、まず、自分を知る必要がある、と説かれます。自分がどのように相手をとらえているか、また、どのような死生観をもっているか、ということに気づくためには、自分の感情(今の自分がどう感じているか)を見て感じとることのできる感?が不可欠です。ホリスティックナーシングを目指す皆さん、自分自身を使いこなし、エナジー・メディスンを与えられる医療従事者となれるよう、お互いに頑張りましょう。

 セッションのしめくくりは、初登場、ナチュロパス(ナチュロパシー医:国際ナチュロパシー協会)の林香織さんの指導によるヨガです。前屈&後屈のポーズを繰り返すことで、身体の声に耳を傾けます。今回はどうやら、腰が自己主張をした方が多かった様子。自分を知るためのひとつのツールとして、ヨガの良さを実感することができました。

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2人ひと組でリラックスタイム
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マイ・トリートメントボトルづくり

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