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EFTマニュアル 誰でもできるタッピング・セラピー ギャリー・A・フリント著 橋本淳生監訳 浅田仁子訳 |
「EFT」とは「Emotional Freedom Techniques」(感情解放テクニック)の略で、アメリカの心理学者ロジャー・キャラハンが開発したTFT「Thought Field Therapy」(思考場療法)を基にシンプルに誰にもできるようにした心理手技療法。日本人なら誰もが知っていて、ひょっとするとその効果を馬鹿にしている肩たたきや「痛いの痛いの飛んでけー」が、心理学や自己啓発に使われていた技法、経絡の身体観と組み合わされることで見事に結晶した。
特定のポイントを指で軽く叩くことによって、エネルギー場と記憶の結びつきに変化をもたらし、不安や恐怖症などの心理的問題を解決するとされ、その有効性の高さで世界的に注目されているという。著者が挙げる大小の効果実例から抜粋すると、腰痛、慢性疲労、視力障害、便秘、しびれ、肩こり、不眠、頭痛などの不定愁訴からアレルギー、関節炎、喘息、がん、多発性硬化症、各種の嗜癖(依存症)のような重篤なものまである。「身体ほぐしは心ほぐしから」は納得できるだけでなく、実にシンプルで誰にもでき、その効果を実感できるのがいい。作用機序の仮説を理解するより、まず実践に重点を置き、その方法の解説にも、注意事項にも目配りがきいていて、この本が良質な実用書であることを感じさせてくれる。「屁理屈言わず、まず、やってみる」というのがこういう本の読み方だろう。(有岡)
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