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ガン・アトピー・難病の治療には西洋・東洋・心身医学の統合療法がベスト! 松山家昌著 |
松山先生は、大分市のはずれで開業する市井の臨床医である。この病院は自家菜園を持ち、入院患者さんに有機農業の食品を提供し、素晴らしい温泉病棟を持っていて、アトピー治療に効果をあげている。本書に依れば不妊治療にも効果をあげているようだ。
松山先生は、安保徹先生の言う通り、「本人が健康とは何かを知って、良い行いを実践していて、気持ちが穏やかで他人に思いやリがある」という絵に描いたような治療家である。温厚でにこにことして屈託がない。
この本には細密な温泉療法の話や温熱療法の話が展開されているわけではない。どちらかと言えば実用書のつくりである。体験談(成功談ばかりでない)も数多い。この欄にとり上げるのに似つかわしくないような気もしないではない。ではどうしてとりあげたのか?
こんな病院があったらいいのにとわたしたちが思う理想の病院に近づいているからだ。本書に引用されているのは、玄米菜食と安保理論(免疫力強化療法)と温熱療法と爪もみ療法、いずれも専門書はある。詳しくはそれらを参照されたい。
今回加わったのはSGE(スーパーグロウスエナジー)の岩盤浴である。
ある種の石や岩が植物の成長に影響を及ぼすのに、遠赤外線があるのは広く知られるようになったが、岩盤浴の普及で、その遠赤外線が体を芯から温めることが知られている。
SGEはシリカブラックと並んで日本を代表する石である。大分県と宮崎県の県境にあるこの堆積層は、四万十帯層といわれ、3億年前から1億5000万年前といわれる秩父古生層と境を接するとされる地球創世記のマグマの古層である。粉末にして土壌機良材として使うと、柔らかくて甘い野菜ができるというのである。農薬が消えてしまったというエピソードもある。それだけではない。松山医院では湯船や床にSGEの岩を貼った。以来、汗をかきにくかった人が汗を早くかくようになったという。呼吸器系の病気の人にミストサウナもつくった。蒸気はSGEを作用させ、壁・床一面SGEのミストサウナだという。
松山先生は、風呂に入れない人のために、足湯をすすめているが、SGEの砕石を一緒に入れるように指導している。冬には湯たんぽをすすめている。頭寒足熱が健康の基本なのだ。
何気ない生活習慣が予防医学の根本であることを知っていれば、実用書もまた良しではないか。
(有岡 眞)
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