Self Healing
Aromatherapy's Ability ー アロマのちから
第6回 癒しの道具としてのアロマテラピー
安 珠
「この3本」ということなら...
最近は、なんでも「セラピー」「テラピー」をつければ癒しの雰囲気が出るということなのか、「ええ〜!! そんなものにもセラピーってつけちゃうのぉ?」と思うことがしばしば。それだけ、社会が癒しを求めているということなのでしょうか?
セラピーの種類が増えたところで、それは道具にしか過ぎないのですが、利用する側が選択する目を持っていれば、じつは数が多いことは大歓迎なのです。
私自身はアロマセラピストという肩書きはありますが、身体面を通して一人のクライアントと向かい合うときには「ボディワーカー」という立場であり、その立場からすれば、アロマテラピーもまた道具の一つです。ただ、道具としては優れものなので、かなり助けられていると思うのです。
一般の方々がアロマテラピーを実践しようと思った時に戸惑うのは、数ある精油の中から、どれを選んでいったらいいかということでしょう。
まずは、「この3本」ということだったら、ラベンダー、ティートリー、ペパーミントでしょうか。この3つの精油が、生活のいろいろな場面で活用できるので、その一部を表にまとめてみました。わたしは、旅行に行く時なども、この3本、もしくはそれらの精油で作ったスプレーや軟膏などを持っていきます。場所が変わって眠れない時にはラベンダー、空間の匂いが気になる時にはペパーミント、虫刺されにはティートリーが役に立ってくれます。
日常生活に役立つ、この3本!!
症状改善 メンタルケア ボディケア、スキンケア ハウスキーピング
- ラベンダー
不眠、緊張からくる首肩のコリなど リラックス 毎日の化粧水、クリーム作りに - ティートリー
疲労回復、風邪予防など リフレッシュ 抗菌スプレー、バスソルト、歯磨き粉づくりに - ペパーミント
頭痛、鼻づまり、食欲不振など リフレッシュ 頭痛などへの緊急対処用の軟膏づくり 生ごみの匂い防止用のスプレー、雑巾がけに
次のステップは五感・身体感覚
以上は、アロマテラピーのきわめて日常的な使い方です。さらに、アロマテラピーの精油には、もっとメンタルケアや自己成長を促すような使い方をすることができます。この、さらなる精油の深い効果を引き出す段階になってくると、自分自身の「感覚づくり」が重要になってきます。感覚で、自分がいま欲しているものを選んでいくことができるよう、五感や身体感覚を高めておくことが大切です。
そうした自分の下地作りは、自分の体を動かし、自分自身の身体のあり方や気やエネルギーの状態に気づいていくことができる気功や太極拳、ヨガなどの各種ボディワークなどから、自分に合ったものを定期的に行っていくと良いと思います(激しい運動ではなく、ゆっくりと体を動かすものが良い)。
また、身体が硬直していると自分の感覚が開きにくくなるので、指圧マッサージやアロマテラピートリートメントなどのオイルマッサージ、リフレクソロジーなどを受けることも、自分の感覚を高めていく助けになります。
さらに、自分の精神面の気づきはカウンセリング的なものが役立つと思います。
自分自身の体や心に気づいていくということは、非常に地道な方法ですが、こうして自分の感覚を開いていくことで、より深いレベルから自分にマッチした精油を選ぶことができるし、アロマテラピーに限らず、いろいろなセラピーを道具として使いこなすことができるのです。
安 珠 Anju
エサレンボディワーク認定プラクティショナー、日本アロマテラピー協会認定アロマセラピスト。東京・杉並区にセッションルーム『アロマグルーヴ』を開設する他、都内精神病院、心療内科にてアロマテラピー&ボディワークを担当する。
「アロマグルーヴ」 http://www.cam.hi-ho.ne.jp/anju/
ブログ「グルーヴな感じ」http://blog.goo.ne.jp/anju_aromagroove/
