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2004/01/05

イアン・ゴウラー著/小川京子訳『私のガンは私が治す』が出版

■小川京子さんの翻訳、帯津良一先生の監修で春秋社より12月末に。

'What's CAM?'コーナーで『オーストラリア代替医療事情』を連載中の小川京子さんが、日本での出版を目指して翻訳に取り組んでいたメルボルンでがん患者支援を行っているイアン・ゴウラー氏の著書が昨年末に発刊されました。I・ゴウラー氏については、今回の『オーストラリア代替医療事情4』をごらんください。

私のガンは私が治す『私のガンは私が治す ガンの予防と対策』
イアン・ゴウラー著/帯津良一監修・小川京子訳/春秋社/本体2300円

◆著者略歴 1950年メルボルン生まれ。オーストラリアのガンサポート、セルフヘルプ分野の第一人者。
 自らも進行ガンに冒され、医師から余命2週間とまで宣告されながら、あらゆる療法を研究し実践し尽くして生還した著者による、その自らの体験と主宰するガン患者支援グループでの経験と知識に基づいた、画期的ガン克服法。瞑想法や食事療法を中心とするその実践体系は、数多くの治癒例を有し、かつ西洋医学の治療を受けつつ一人で始められるので、欧米にくらべて医療に対する考え方やシステムが立ち遅れている日本でも実践可能な内容です。

●代替医療先進国オーストラリアから、第一人者の著作の初めての紹介です。今の治療に不安を抱きつつも、どうしたらよいか分からない多くの患者さんや関係者にとって、福音となる本です。

(春秋社新刊情報より)

イアン・ゴウラーさんのこと(帯津良一先生の序文より)

 イアン・ゴウラーさんとはじめて会ったのは、何年か前の日本ホリスティック医学協会の秋のシンポジウムでのことでした。その年の実行委員長をつとめた穂高養生園の福田俊作さんの招聘をうけて、シンポジストの一人として来日したのです。

 ガン治療の現場に身を置きながら、不覚にも、それまで彼の名を知りませんでした。その瞳に深いかなしみを湛えている聖者のような彼の風貌に接したとき、外国に知己の多い福田俊作さんの選球眼に、まずは敬意をいだいたものです。そして、彼の話に心を打たれました。

 かつて彼はオリンピックをめざす10種競技の選手でした。隻脚ながら実にしなやかな彼の長身を見れば、澄みわたった青空のもと、オーストラリアの緑なす大地に勇躍する彼の若き姿を想像することは、決してむずかしいことではありません。その彼が骨肉腫で片脚を失ったのです。その絶望の深さ、これは到底想像することができません。しかも肺と骨に再発という絶体絶命の淵から、彼は蘇ったのです。絶望が深ければ深いほど、蘇る力も強いのでしょうか。

 この謎を解きたくて、オーストラリアのメルボルン郊外、ヤラ・バレーにあるイアン・ゴウラー・キャンサーヘルプセンターを訪れました。聞きしにまさるものでした。

 謎は全部解けたわけではありませんが、その一端を勇気ある日本の友人たちに伝えたいと思っていた矢先、メルボルンに住み、彼と個人的にも親しい小川京子さんの手になる彼の著書の日本語訳が届きました。すぐに春秋社の上田鉄也さんのもとに持ちこみました。上田さんもすぐに応えてくれました。

 日本のガン治療の現場で、喉から手が出るほど欲しいと思っていた瞑想法の部分を中心に、日本の実情に即した形にアレンジしました。

 いい本ができました。勇気ある友人たちに、さらなる勇気を与えてくれるものと確信しております。

平成15年11月   日本ホリスティック医学協会会長 帯津 良一

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