HOMEカムネットについてお問い合わせ
CAMUNetへの入会案内

Information
お知らせ

Overseas News Headline
海外ニュース

Hot Topics
ニュースレターより一部ご紹介

What's CAM?
CAMについて

Self Healing
セルフヒーリング

CAM for Pets
ペットの代替医療

CAMNet@alk & Studies
代替医療について深く学ぶ

Ecological Medicine
エコロジカル・メディスン

Book Club
代替医療の本のナビゲーター

Archives
過去の活動実績

Link
リンク

Hot Topics

2004/03/09

J-aroma、J-herbという試み

林 真一郎(グリーンフラスコ代表)

■〈J-aroma〉〈J-herb〉——その名の通り、日本発のアロマテラピーとハーブ。グリーンフラスコの林真一郎さんが取り組んでいるこのプロジェクトコンセプトと展開。

 私はここ20年ほど、薬剤師の立場からアロマやハーブなどの植物療法に取り組んでいます。わが国のアロマテラピーの普及は、1985年にイギリスの専門書が翻訳されたのを機にスタートしました。その後の情報も主にイギリス、フランス、ドイツからもたらされたため、使用する精油(植物の芳香成分を抽出したもの)はヨーロッパ、および旧植民地で生産されるものがほとんどです。

J-aroma
J-aroma

J-herb
J-herb

 しかし、ある時から私は日本にも香道や聞香療法というすぐれた精神文化や芳香療法が存在したことに気づき、また日本ハッカや樟脳などの精油が国内で生産され、世界に向けて輸出されていた事実を知りました。

 そこで、「身土不二」ということもあり、国産精油の開発とアロマテラピーへの応用を思いつき、その際にただ精油の種類を増やすということだけではなく、

 (1)トレーサビリティー(追跡可能性) 
 (2)エコロジー 
 (3)フェアトレード
 という3つの視点をコンセプトに加えました。

 そして、昨年ようやく「北海道モミ」「青森ヒバ」「山口ユズ」「沖縄月桃」の4種を〈J-aroma〉として、また、ハーブも同様に今年の2月に宇治の「緑茶」、群馬の「ドクダミ」と「シャクチリソバ」の3種を〈J-herb〉として世に送り出すことができました。

 最近のアロマテラピーの研究で青森ヒバの精油に含まれるヒノキチオールは強力な抗菌作用と防虫効果を、ユズの精油に含まれるリモネンは血行促進作用を持つことが明らかになりましたが、中尊寺金色堂を青森ヒバで建築し、冬至にユズ湯に入るという生活文化は、昔の人々がすでにアロマテラピーを暮らしに生かしてきた証拠に他なりません。

 昨年の3月にフランスのグラースで開催された国際芳香・植物療法シンポジウムにスピーカーとして招かれた際に、欧米人のJ-aromaへの関心の高さに気づきましたが、それだけでなく、欧米の著名なアロマセラピストが精油を陰と陽に分けて処方したり、東洋的な身体観に基づいてマッサージを試みているということにも驚かされました。

 実は私の会社のスタッフが英国のハーブ医学校に留学しているのですが、「私たちがあなたに学ぶべきなのに、なぜあなたがここに来ているの?」とクラスメートに聞かれるそうなのです。たしかに日本では漢方が医薬品として認められ、保険の対象にもなっていますが、こうした自然薬(ナチュラルメディスン)を国家が薬として認めるというのは先進国では非常に希なケースなのです。
「日本って結構いい線いってるじゃん!」1959年生まれの私は素直にそう思ったのでした。

 ここから勝手な話になります。
 1969年に発表されたサイモン&ガーファンクルの「スカボロフェア」に、あの有名な「パセリ、セージ、ローズマリー&タイム」のフレーズがあるように、あの当時ハーブはカウンターカルチャー(対抗文化)のシンボルとして突然復活を遂げました。統合医学の世界的リーダーであるアンドルー・ワイル博士は元ヒッピー、ABC(米国植物評議会)のマーク・ブルーメンソール会長も元ヒッピー、つまりホリスティック医学もハーブもすべては"あの頃"が原点なのです! 私は"あの頃"をリアルタイムでは体験していないので、カムネット副代表の上野圭一さんが監督をした伝説のドキュメンタリー映画『スワノセ第4世界』のビデオをご本人からやっとのことで借り受け、自宅でビデオ学習したのです(笑)。

 "あの頃"はカウンターカルチャーが大きなムーブメントになり、社会現象として語り継がれているのですが、現在の統合医療やCAMの普及には市民の参加や草の根の運動が少ないのが弱点だと思います。

 今年1月に東京でワイル博士やハーブの研究者であるコロンビア大学のクローネンバーグ教授をお招きして開催された「第1回国際統合医療専門家会議」の席上、私は上野圭一さんの「統合医療は近代を超える試みであり、そうした意志をもたない統合医療など何の意味もない」というひとことに感銘を受けました。そして、ハーブに関わる者として、またビデオを借り受けた者として、このことだけはしっかりと心に刻み込んでいこうと思ったのです。  

(J-aromaについてはhttp://www.greenflask.com/shopping/jaroma/jaroma.html

↑ページの先頭へ

Back Number

2005/12/22

牧野持侑さんのクリスタルボウルCDを特別販売

2005/12/22

アントロポゾフィーにおける看護について

2005/12/22

トットネス便り6
環境問題、持続可能社会などについてユニークなかたちで学べる シューマッハー カレッジ

2005/10/23

トットネス便り5
トットネスの遺伝子組み換え食品反対キャンペーン

2005/10/08

「ナチュロパシー」の世界—1
ナチュロパシー7つの「信条」

2005/10/07

川嶋朗・山本竜隆医師らによるNPO「統合医療塾」がいよいよ開塾

2005/06/24

トットネス便り4
トットネスのCAM

2005/06/24

INC session-2 レポート
患者さんを見て、観て、覧て、視て、診て、看ること。

2005/04/20

BeGood Cafe Report-1
高いエネルギーを持つ「学びの場」だった。

2005/04/20

BeGood Cafe-2
参加者の熱気に意義を感じた。

2005/02/17

INC session-2開催
「統合医療の中の看護師の役割」

2005/02/15

チャリティとボランティアに支えられている英国のホスピスを訪ねて

2005/02/15

高齢者介護とバッチフラワーレメディ

2005/02/15

INC session-1 レポート
必要なのは代替医療の幅広い知識

2005/01/14

BeGood cafeとの共催イベント
「代替医療入門 知る・感じる・体感する」開催のお知らせ

2004/12/08

オープンアクセスのe-雑誌『eCAM』が創刊

2004/12/08

INC session-0 レポート
看護のちから"を再認識するために

2004/12/08

トットネス便り3
おばあちゃんの知恵—グランドマザーズ・サークル

2004/12/08

看護師のための'CAM'ハンドブック

2004/11/09

カムネットがジュンク堂書店で「『癒し』の代替医療30+αbooks」ブックフェア

2004/10/29

『ガンを治す大事典』から13年、帯津先生監修による新たな"がんを治す"事典が刊行

2004/10/29

トットネス便り2
アロマセラピストからアーティストへ—パトリシア・デイビスさん

2004/09/30

INC(インク=Integrative Nursing Community)セッション開催

2004/08/05

カムネット関西での上野圭一さんによる「カムネットーク」

2004/08/05

"いのちを考えるヒーリング・マガジン"『地球人』第3号発売

2004/08/05

トットネス便り1
オルタナティブのメッカ、英国トットネスからのレポート

2004/06/11

"制定"ではない"伝統"の四大功法を『実践 伝統四大功法のすべて』について

2004/06/11

『治る力を呼びさます 統合医療のすすめ』その出版の背景

2004/06/11

ポテンシャル・エネルギーの高い医療の場をめざして

2004/04/07

『自然治癒力を高める連続講座』第2号(ほんの木)が発売中

2004/03/29

マガジンハウス『Hanako』が「代替医療に取り組む病院」を特集

2004/03/10

グリーンフラスコが取り組む〈J-aroma〉〈J-herb〉という試み

2004/03/10

「自然治癒学プロジェクト」大阪・東京でのシンポジウムは盛況のうちに終了

2004/01/05

「イアン・ゴウラー著/小川京子訳『私のガンは私が治す』が出版

2004/01/05

「自然治癒学プロジェクト」が大阪・東京でシンポジウム

2003/11/10

「自然治癒学プロジェクト」がスタート

2003/11/10

代替医療が中心テーマの新雑誌が創刊

2003/08/18

「統合医療ビレッジ」がいよいよオープン

2003/06/17

日本でも代替医療に関する調査が相次ぐ

2003/06/17

生命力のシンボル——ミステル 小田博志(北海道大学大学院助教授)

2006年以降の記事へ »