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2006年10月

「アントロポゾフィー医学における癌治療」
主催:アントロポゾフィー医学のための医師会 11/5

特別寄稿 「アントロ医学における癌治療」セミナーについて。

堀 雅明(堀耳鼻咽喉科医院院長)

 

■11月5日(日)10時〜 昭和大学病院臨床講堂

 

1.今回の企画経緯について
 国際アントロポゾフィー医学卒後研修(IPMT)という医師向けの研修が、世界9カ国で開催されている。2004年の秋、日本ホリスティック医学協会理事でもある耳鼻咽喉科医の浦尾弥須子医師が、単身ポーランドで開催されたIPMTに参加したことが契機になり、我が国においても2005年5月より毎年開催され、すでに本年5月、3回目が終了している。毎年、40〜50人の医師、歯科医師、医学生、さらに看護婦や芸術療法家など総勢70余名を超える参加者が、早朝から深夜にわたる様々なプログラムに沿って研修に参加してきた。昨年10月、私は日本と縁の深いポーランドのIPMTに参加した。その際、熱い握手で迎えてくれたのが、現地の開業医で今回の講師ロバート医師である。Skype というインターネット電話会議システムを使って、毎晩、日々の患者さんの治療について議論し、この分野の読書会を
続けているというが、80%は癌患者の診療という彼の臨床例の多さには度肝を抜かれた。帰国後はわたしも時差の関係から早起きして、Skypeで患者さんの治療について、たくさんのアドバイスを受けることとなった。この学びを皆と共有したいという私の切なる思いと彼の思いから、今回の講演が実現する運びとなった。

 

2.注目点
 アントロポゾフィー(以下アントロと略す)医学の治療薬は数千種類あると聞いている。しかも一切抗生物質含め西洋薬を使わず、この分野の医薬品のみで診療を行っているというのにも驚かされた。経済状況もあって、医療レベルが日本ほどの水準ではないという背景も関連するが、アントロ医学の実力を示すものと理解している。もちろん、これが日本のアントロ医学のゴールかはわからないが、学ぶべき点を強く感じている。「アントロ医学はドグマではない」。ロバート医師もよく口にする。実際、西洋医学的治療を受けながらアントロ医療を受けることで、副作用も減り、治療経過がスムーズに行くという例もある。
 今回は、午前中には、概論的に「この分野での、癌の理解」について解説して頂く。限られた時間の中で、アントロの神髄にふれて頂けると確信している。午後の講演では、癌治療の実践について具体的に開設する予定である。参加した医師は、現場で具体的に取り組めるような講義を予定している。参加者には、購入にはいくつかのハードルがあるが医薬品の輸入手順についても資料が配付される予定である。

 

3.アントロポゾフィー医学の癌治療の特徴
 その薬物療法の中心となるのは、今回、午後の全般に講義される「ヤドリギ抽出液」の持続的な皮下注射療法である。ヤドリギの持つ独特の生態にルドルフ・シュタイナーが着目し、1920年代に薬物としての開発が進められた。しかし、アントロの癌治療の真の特徴は、そのホリスティックで多様な選択肢にある。常に自立性・自主性を大切にしつつ、オイリュトミー療法といういわば西洋版気功による治癒力の活性化、アートセラピーを通じた心理的解放、音楽療法による癒し、バイオグラフィーワークによる人生の見直しを通した病気の意味への気づき——これらが、一体となって進められていく。
  *なお、当日は、最後に、音楽による癒しのひとときを準備している、こちらもお楽しみ頂きたい。

堀雅明:医学生の頃、沖ヨガに出会い、その後、現代ヨガの会に長く参加、現在まで脱カルマ瞑想を実践している。治療面ではホメオパシー、漢方薬など多彩な代替医療を取り入れ、治療オイリュトミスト、アートセラピスト、音楽療法士、操体療法家(鍼灸師)らとともに、耳鼻咽喉科疾患にかかわらず、様々な病態の治療に取り組んでいる。機会を見つけてアントロポゾフィー医学の海外研修をすすめている。アントロポゾフィー医学の日本的展開に照準を合わせ、自身の瞑想体験をふまえ、東洋と西洋との接点に新たな展開を探っている。

 

※「アントロポゾフィー医学とは?」など、セミナーについてのさらに詳しい開設は以下のサイトをご覧ください。
http://www.horijibika.net/

 

日 時: 2006年11月5日(日)10:00 〜 17:00
場 所: 昭和大学病院 臨床講堂
東急大井町線&池上線「旗の台」下車 池上線の改札出て左へ徒歩5分(東京都品川区旗の台1-5-8 03-3784-8000)
参加費: 会員=医師:10000円、医療従事者・医学生:5000円
非会員=医師:12000円、医療従事者・医学生・一般:7000円
プログラム: 第1部:アントロポゾフィー医学では癌をどうとらえるか?
第2部:ヤドリギ抽出液注射療法の実際
第3部:病期や主訴に応じた治療の実際
音楽と癒しのひととき
ドイツリート 揚妻広隆(内科医・バリトン歌手・医師会役員)
水谷ワレンチナ(メゾ・ソプラノ歌手:ポーランド出身の母を持つロシア人)

講師
 Dr.Robert Skawinsky
 1964年ポーランド生まれ。ホメオパシー、中医学医療などを学んだ後、アントロポゾフィー医学に出会う。この分野の癌治療の先駆者であるO.Wolff 医師に師事。15年余りの間にのべ4500人にのぼる癌患者の治療に携わり、アントロポゾフィー医薬品のみを使う臨床医としてポーランドのクラカウで開業している。国境なき医師団の団員として活動した経験も持つ。
 Dr.Viola Kozlowski (オブザーバー):ポーランドで内科医院を開業している女性医師。ホメオパシーやアントロポゾフィー医学のみによる診療を実践している。
通訳 入間カイ(英独日通訳翻訳家、シュタイナー研究者)
申し込み: アントロポゾフィー医学のための医師会事務局(山本記念病院・総合診療部内 Tel&Fax:045-592-0067)
http://homepage.mac.com/anthro_med/Menu1.html
1.氏名 2.住所 3.Tel/Fax番号 4.メールアドレス 5.職業を明記の上、Faxあるいはメールでお申し込み後、下記口座へご送金ください。振り込み確認後メールあるいは郵送にて参加証をお送りしますので、当日ご持参ください。
三井住友銀行 港北ニュータウン支店 普通0459118 加入者名:アントロポゾフィー医学のための医師会

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