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CAM for Pets

 

CAM for Pets

『ペットのためのハーブ大百科』

メアリー・L・ウルフ-ティルフォード、グレゴリー・L・ティルフォード著 金田郁子訳/7875円/B5変形 オールカラー455p/ナナ・コーポレート・コミュニケーション/0409

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米国では獣医、ブリーダーなどのペット専門家や熱心な愛好家など、幅広い層に高く支持されて30万部を突破、日本でも専門家の間で話題となった『Herbs for Pets』の日本語版。本書は、精神、身体、霊性、環境の調和をはかることでペットの真の健康を目指すというホリスティックケアを実践するためのガイドブックで、109種類のハーブを詳しく解説し、薬効、利用法、注意点、栽培方法などを紹介しているほか、ペットの食欲不振、下痢、白内障など、症状別に検索できる。

 

ペットのためのハーブの本を翻訳して

金田 郁子(ノラ・コーポレーション)

 統計では、わが国で飼われている犬は6世帯に1頭、猫は7.5世帯に1頭だそうです。ただしこれは5年前の数字ですから、ここ数年のペットブームで、その数は確実に増えているはずです。一昔ほど前までは、犬は番犬として軒下や玄関先で家を守る仕事を与えられ、猫は悠然と徘徊しているという風景が当たり前だったのですが、いまでは家族の一員として、私たちと一緒に室内で過ごしている「コンパニオンアニマル」が多くなりました。それとともに彼らの「いのち」の重さも様変わりしてきたように思います。

 幼い日々を九州の大自然の中で過ごした私の家にも、秋田犬や柴犬がいました。まさしく『いた』という言葉がぴったりで、彼らには自由もなく、鎖につながれたままかわいそうな一生だった、といまさらながら申し訳なく思っています。それくらいのことですから、よほどのことがなければ獣医につれていこうなどと考えることもなかったし、ご飯の残り物を与えていることについての後ろめたさなども、毛頭ありませんでした。

 それが今では大豹変。朝から晩までとにかく愛犬の姿が見えない生活が考えられないのです。ほんのちょっと食餌を残したといっては心配し、目やにが出たといっては心配し、てんかんでも起こそうものなら、パニックに陥ってしまうのです。

 この愛すべきペットがいなくなったらどうしよう。そのときが来ることを考えるだけで涙が出てきます。できるなら永遠に元気で健康でいて欲しい、と思うのです。彼らから受ける無償の愛で慰められ、毎日の生活に喜びをもたらしてくれる、そのすばらしさに気づき始めたからなのでしょう。
 まぎれもなく家族の一員ですから、当然、家族と同じように病気を未然に防いでやりたいし、万一、病気になったらできるだけ自然の薬で健康になってほしい、と思っていました。しかし、具体的にどうすればよいのかについてはあまりよくわかっていませんでした。

 4年ほど前に偶然、私が欲しいと思っている情報がびっしり詰まっているすばらしい内容の『All You Ever Wanted to Know About Herbs for Pets(あなたが知りたかったペットのためのハーブのすべて)』という本に出会いました。そして、この本に導かれて、意識を失うほどのてんかんの発作を繰り返していた愛犬が、極めて軽度の発作を年に1、2回起こす程度になったし、食餌自体を見直すきっかけにもなりました。「ペットがいつまでも元気で健康でいてくれたらどんなにうれしいだろう、という思いは、私だけの願いであるはずがない。きっとペットの飼い主は同じことを願って暮らしているだろう」という思いでとうとう分厚いこの本の翻訳に挑むことになりました。

 この本——邦題『ペットのためのハーブ大百科』には、タイトルどおりたくさんの種類のハーブについての解説をはじめ、ペットフードの問題点や生食の利点、症状別に自分でできる対処法と獣医師に診断を仰ぐべきとき、さらに鍼灸やフラワーレメディー、ホメオパシーについての知識、そしてペットロスからの立ち直り方にいたるまでたくさんの情報が詰まっています。

 どうぞあなたのペットにもあなた自身と同じように代替医療の治療の道を選んであげてください。そして著者の言葉どおり『大地にともに生きている仲間である動物や植物から、癒しと幸せの贈り物を授かることができる人々が増えていく』幸せをぜひ味わっていただきたいと思います。

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